第2回紅白FLASH合戦、終了

今年のFLASH合戦ですが、とにかく、アマチュアの祭典とはいえ、技術的にとんでもない領域に入って来たなあという感じがしました。1日目、2日目あたりは、アラが目立つけれど可愛らしいFLASHが多くて、去年同様にまったりと鑑賞していたのですが、段々とレベルが上がってきて、最終日の30日などは度肝を抜かれっぱなしということになってしまいました。このまんまクラブに持っていっても通用するような、とことん映像とリズムで魅了してやろうというVJ風の作品が多くなっています。個人的には、だからこそ逆に、AAでしかないモナーギコ猫やしいちゃんがぎくしゃくと動いていた一昔前のFLASHが懐かしくなってしまったりもしました。そのあたりも含めて、独断と偏見で個人的なベスト3を挙げてみます。
1、「Infinity Dash!!」(静かなる中条さん 30日4回戦白組)
2、「混乱と怒涛の2ちゃんねる2003年史。超巨大掲示板こと2ちゃんねるに2003年何が起きたのか?人気アスキーアート流石兄弟でお送りする愛と夢と感動のドキュメンタリーのような作品。」(すなふえさん 26日1回戦白組)
3、「:::NEU-TORINO:::」(Type-Rさん 30日7回戦白組)
ありゃ、白組ばっかりになってしまいました。「Infinity Dash!!」は、あの有名すぎる「num1000」とその後作られたREMIXたちへのオマージュ的な作品で、知ってる人は思わずニヤリとさせられまくってしまうこと請け合い。ものすごくVJ的でありながら、過去のFLASHたちへの愛、そして2ちゃんねるのキャラクターたちへの愛に溢れている作品です。「混乱と怒涛の〜」は、まさに古き良き2ちゃんねるFLASHという趣の作品。単純至極な構成ですが、テンポの良さと兄者の必死さに騙されて何度も見返してしまいました。矢印で挟まれたこと僕もあったなあ・・・。「:::NEU-TORINO:::」、これは多分に自分の趣味が入っています。去年TORINOちゃんに一目惚れしてしまい、ある意味、今年一番楽しみにしていた作品。NEU-TORINOちゃんはもろにアニメ絵でペラペラだし、モナー達は変にポリゴン風で怖いし、動きもギクシャクしてるけど、こういうネタなんだかマジなんだか分からない地点でいい話を繰り広げられると、逆にみんな一生懸命に頑張ってるようで、とても愛らしくみえてきます。ショボイからこそ、ネタだからこそ、熱くなれるし、泣ける。2ちゃんねらーのナイーブさをよく表している作品なのかもしれません。この3作品は誰が見ても楽しめると思います。
ちなみに作品は次のサイトで見れると思います。
http://rip.s27.xrea.com/disp.cgi/kouhaku031228/
http://fsozai.hp.infoseek.co.jp/web/works/rw2003/p/