ふたりはプリキュア

レポートで忙しい毎日にも関わらず、ここ2日間余り心の中で盛り上がりまくりのアニメです。日曜日8時半のテレ朝の枠で一昨日放映開始。いまだに2ちゃんねるアニメ板のスレの伸びは止まりません。おそらく、相当数のアニメファンが固唾を飲んであと数週間を見守ることになるんじゃないでしょうか。大ポカをやらかさなければ、ものすごい勢いになりそうな予感がします。明日のナージャの失敗(?)をきっちりと取り返そう、どころか、あわよくばおジャ魔女どれみも越えてしまおうくらいの意気込みを感じさせて余りある出来でした。さすがは東映アニメーション、と感嘆するしかない底力です。
見所は色々あるでしょうが、キャッチ―なOP&EDと、ワイヤー・カンフー・アクションを思わせるフィジカル・バトルが個人的にはツボでした。視聴後のあの爽快感は小さなお友達だけのものにしとくのはもったいない。あと町の空間の描き方も良かったです。全体的にごちゃっとしていていかにも日本的な狭さみたいなものを感じさせるし、EDの電車のなかから夕日に照らされながら窓の外を眺める(これってまほろまてぃっくにもあったような)カットは郊外沿線を思わせるし、これは結構リアリティがあるなあと唸ってしまいました。もちろん、大きなお友達的にも、黒キュアのスパッツや白キュアの天然っぷりは格好の萌えの餌食になりそうです。自分はどちらかといえば、黒派に属するような気がします。まあ、それはいいとして。
難点らしいところは、変身バンク動画がちょっと長すぎる&盛り上がらない、殴る蹴るをもっとたっぷり見せて欲しい(必殺技への移行が早すぎる)、敵役がなんかしょぼい、といったあたり。とくに今後の世界観の膨らみということを考えると、あの微妙な歌舞伎マン(?)といろいろな物を擬人化するこれまた微妙な魔力みたいなものだけでは、やはり不安が残ります。そして恐らくもっとも大きな問題は、とにかく玩具が売れてくれるかどうかということ。玩具さえ小さなお友達たちが買ってくれれば色々と余裕もできてくるし、大きなお友達的にも好都合。全ては、あのカードスリット式の携帯電話っぽいものにかかっています。男の子だったらカードとか収集欲がかきたてられると思うけれど、女の子ってどうなんだろう? ちょっとマニアックすぎると思うんですが・・・。まあ、ここらへんも注目しつつ見守っていきたいと思います。