『マリア様がみてる』

今日が第一回放送。2ちゃんねるの実況スレを横目で眺めていたところ、原作を知らない方々は、完全にギャグアニメとして視聴している模様です。僕自身、「お姉さま」「ねえ、ロサ・ギガンティア?」「それは失礼したわ」という会話を実際に(?)聞かされると、笑わずにはいられなかったのですが。あと、「つまりレズ物なんだな?」という捉え方をする人もありました。レズ物、とはちょっと違うんですが、上手く説明できない・・・。
内容については、ライトノベルが原作なだけあって、構成がとても周到に練られている点が良かったです。声優さんの演技については、語るほどの眼力が僕にはないのでパス。ただ、原作ファンとしてはとくに違和感なく見ることができました。お気に入りの志摩子さんについても、イメージ通りに近くて文句はなし。ちょっと気になったのが、演出。とにかくお嬢様学校的な雰囲気を強調しようということか、落ち着いた感じに仕上がっていますが、原作の展開が分かっているだけに、このままでは少々退屈です。知っている話が知っている通りに目の前でただ消化されていくだけ、という感じがしました。もう少し、メリハリが欲しいです。次回以降のドタバタするシーン(白薔薇様が祐巳にちょっかいを出すようなシーン)は、いっそカレカノみたいにアッパーな感じにして欲しいところです。

辻希美&加護亜依、モー娘。卒業

二人が夏のコンサートで卒業することが今日のハロコンで発表されたそうです。卒業後はユニットとして活動するそうで、ひとまずは安心。
正直、ショックというほどのものはありませんでした。これが辻ちゃんファンとして喜ぶべき事態なのか、悲しむべき事態なのか、ということが咄嗟にはよく分からなかったのです。裏を返せば、モーニング娘。自体にほとんど期待を持てなくなったいたということでもあり、かといって、辻加護コンビの前途がそれほど洋々たるものでもないだろうと感じているということでもあります。どうにもこうにも、なるようにしかないんだろう、という投げやりな気持ちが自分には根深くあるようです。
それでも、よくよく考えてみれば、そんなに悪いことでもない気がします。正直に言って僕は、モーニング娘。というグループにはパフォーマンスも曲もバラエティの面白さも、ほとんど何もかも期待しなくなって久しいです。モー娘。というネームバリューはそれなりに健在で、メディアでの露出が多いということは重要ですが、辻加護コンビの需要だっていまだ健在なわけです。モー娘。の殺人的スケジュールから解放されれば、意外とモー娘。の露出度以上のものが期待できるかもしれません。もちろん、今のキャラのまんまではそのうち飽きられるでしょうが、まだまだ発展途上、芸人根性まで持ち合わせている二人ですから、進化してくれる可能性も十分にあります。しかし、それよりなにより、ハロプログループにおいては、娘より周辺のユニットやソロのほうが実は全然面白いことをやってくれています。正直、露出度がどうこうということより、真っ当な消費者として、少ない機会だろうとちゃんとPVを買いたい、CDを買いたい、歌の出番が今か今かと待ち遠しいと思わせてくれることがほうが僕にとっては重要だったりします。辻加護コンビを前にして、つんくプロデューサーも相当に気合を入れてくるのは間違いありません。つんくは、やる時はやる男です。今回もやってくれるはずです。
と書いているうちに、だんだんとおいしい話のように思えてきました。スケジュールに余裕ができれば、ユニット活動以外のソロ活動もあります。長いクールでのドラマ出演も間違いありません。あの天性の女優、辻ちゃんのこと、一回でも出てしまえば、あとは引っ張りだこ。そして・・・当然のように銀幕デビュー、たぶん稀代のロリコン監督・塩田明彦あたりが目をとめて、カンヌ映画祭で主演女優賞、「世界のnozomi」に。某映画評論家さんは「今世界は、辻希美を目撃した人間と目撃していない人間の2種類に分けられる。そしてこの両者の間には、到底妥協など成立しない」とか大絶賛。ああ、なんか、すごいことになりそうだあ・・・

『奇跡の香りダンス。』

松浦亜弥さんの新曲です。テレ朝の初披露は余裕で見逃してしまったんですが、ラジオ音源を聞いて「すっげーかっこいい!」と狂喜してしまいました。アレンジはBOOWYかCOMPLEXあたりを意識してる趣きで、歌詞のなかの「you are my angel」は、僕にとってはもう、佐野元春。今が80年代ブームとはいえ、この手のシンセがピコピコのバンドサウンドに手をつけたこと、それを女性に歌わせて軽々とジェンダー交差させてしまう辺りが、プロデューサー・つんくのらしいひねりが効いているところでしょうか。なんか厨房の頃の感覚が蘇りまくってしまったので、久々にハロプロ系で新曲購入決定です。ハロプロではあややしか歌えなかった曲、とはいえ、やはり男に歌って欲しかったなあとも思います。キメキメな色気を醸し出せる男性アーティストが今の日本にいれば、の話ですが。そういうことを考える人は多いようで、某所ではピッチを上げたり下げたりして聞くことも流行ってるようですw

第2回紅白FLASH合戦、終了

今年のFLASH合戦ですが、とにかく、アマチュアの祭典とはいえ、技術的にとんでもない領域に入って来たなあという感じがしました。1日目、2日目あたりは、アラが目立つけれど可愛らしいFLASHが多くて、去年同様にまったりと鑑賞していたのですが、段々とレベルが上がってきて、最終日の30日などは度肝を抜かれっぱなしということになってしまいました。このまんまクラブに持っていっても通用するような、とことん映像とリズムで魅了してやろうというVJ風の作品が多くなっています。個人的には、だからこそ逆に、AAでしかないモナーギコ猫やしいちゃんがぎくしゃくと動いていた一昔前のFLASHが懐かしくなってしまったりもしました。そのあたりも含めて、独断と偏見で個人的なベスト3を挙げてみます。
1、「Infinity Dash!!」(静かなる中条さん 30日4回戦白組)
2、「混乱と怒涛の2ちゃんねる2003年史。超巨大掲示板こと2ちゃんねるに2003年何が起きたのか?人気アスキーアート流石兄弟でお送りする愛と夢と感動のドキュメンタリーのような作品。」(すなふえさん 26日1回戦白組)
3、「:::NEU-TORINO:::」(Type-Rさん 30日7回戦白組)
ありゃ、白組ばっかりになってしまいました。「Infinity Dash!!」は、あの有名すぎる「num1000」とその後作られたREMIXたちへのオマージュ的な作品で、知ってる人は思わずニヤリとさせられまくってしまうこと請け合い。ものすごくVJ的でありながら、過去のFLASHたちへの愛、そして2ちゃんねるのキャラクターたちへの愛に溢れている作品です。「混乱と怒涛の〜」は、まさに古き良き2ちゃんねるFLASHという趣の作品。単純至極な構成ですが、テンポの良さと兄者の必死さに騙されて何度も見返してしまいました。矢印で挟まれたこと僕もあったなあ・・・。「:::NEU-TORINO:::」、これは多分に自分の趣味が入っています。去年TORINOちゃんに一目惚れしてしまい、ある意味、今年一番楽しみにしていた作品。NEU-TORINOちゃんはもろにアニメ絵でペラペラだし、モナー達は変にポリゴン風で怖いし、動きもギクシャクしてるけど、こういうネタなんだかマジなんだか分からない地点でいい話を繰り広げられると、逆にみんな一生懸命に頑張ってるようで、とても愛らしくみえてきます。ショボイからこそ、ネタだからこそ、熱くなれるし、泣ける。2ちゃんねらーのナイーブさをよく表している作品なのかもしれません。この3作品は誰が見ても楽しめると思います。
ちなみに作品は次のサイトで見れると思います。
http://rip.s27.xrea.com/disp.cgi/kouhaku031228/
http://fsozai.hp.infoseek.co.jp/web/works/rw2003/p/

コミックマーケット65

昨日のコミケ3日目に行って来ました。3回目の一般参加にして、初めてたった一人で乗り込みました。誰か誘おうかなとも思ったのですが、今回はかなり真面目にサークルチェックをして買い物する気満々の状態で、イパーン人である友人をあちこちに引っ張り回すことになりそうだったので。で、これは正解でした。今回はちょいと早めに行こうと11時ちょっと過ぎくらいにビッグサイトに到着し、あっけなく入場、東4・5・6地区に直行したのですが、歩くのもままならない位の混雑振り。そんな熱気に当てられたのか、自分の目当てのサークルの同人誌が今にも売り切れるんじゃないかと焦燥感に駆られて(大手サークルは一つもそのなかに入ってないくせに)、オタクさんたちの肉林を掻き分け掻き分けしながら奔走したわけです。あんな中に友人を叩き込んだら可哀相、というか、あんなに必死だった自分の姿を見られるのは絶対に避けたい・・・。そんなこんなで、前回の2倍くらいの金額を使い、トートバッグを肩にかけて歩いている内に腰がギクギクと痛くなるくらいの量の同人誌を買い込みました。ちょいと買い過ぎたかとも思うんですが、ほぼ全てが諸々の意味で素晴らしい同人誌だったし、来年以降は行けなくなるかもしれないので、むしろ充実したお金の使い道だったと言えるでしょう。(特に「まるちぷるCAFE」さんの『でもくらちゃん』シリーズに出会えたことは、まさに僥倖。どこかの大手出版社から単行本化して欲しいくらいの素晴らしい漫画でした)
さて、家に帰って2ちゃんの特設コミケ板を見ていたら、反省会での米沢代表の話の内容がカキコされていました。既にはてなでも言及されていますが、引用。

取材多数有り 恋の門映画化にあたりコミケを撮影した。来年夏
げんしけんアニメ化ニあたり取材あり。来年秋
イタリアビエンナーレコミケ・買いようどう招待
米やん国費でベニスへ

げんしけん」アニメ化? 美術界の権威中の権威に、コミケ? これって本当なんでしょうか?
追記。「げんしけん」アニメ化はどうやらマジな可能性が濃い気がします。なんか2ちゃんのげんしけんスレでコミケ木尾士目先生に取材されたという人も登場。スレでは当然のように、登場人物の声優キャスティングで盛り上がっていますw いや、それにしても木尾漫画がアニメ化されるようなことがあるとは、「四年生」を読んでたときは思いもしなかった・・・

「もえたん新聞」、東大生協に謝罪

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/9733/omake.html
要望に対するレスポンスを見てた限り、相当寛容なところだと思ってたんですが。どうやってここのサイトを見つけたのかがよく分かりませんねw それにしても10万部突破ですか、そうですか。